こんにちは、イチです。
前回の記事でも書いていましたが、作った野菜を野生動物に食べられるなどして業を煮やしていた私。
ついに狩猟(しゅりょう)免許試験を受けることにしました。
受験予定なのは「わな猟免許」「第一種猟銃免許」の2種類です。
2種類一気に免許を取ってしまいたい!という人には特に参考になると思います。
ちなみにですが、「網」「わな」「猟銃」の3点セットで取得を狙う強者もいました。
今回はその予備講習会に関する記事となります!
受講は必須じゃないんですが、受けてみた感じだとこれはマストですね
この記事はこんな方にオススメ。
狩猟免許の事前講習会って行った方がいい?
実際に参加した人の肌感を知りたい!
2種類一気に受けることは可能? もし受けたら拘束時間はどれくらい?
【この記事はこんな人が書いています】
・2021年4月、京都で高校教員→岡山で林業(植林)
・Webライターとして記事複数
・森林インストラクター資格保有
・アレルギー多め(スギ・ヒノキ・ハチ)
Contents
狩猟初心者講習会 って?
講習会の概要
これから狩猟免許の取得を考えている方を対象として行われる講習会のこと。
猟友会が管轄しています
・どういう試験内容?
・どういう対策をしたら良い?(特に実技)
こういう疑問を一気に解決できます。
参加にはもちろん事前申し込みと料金の支払い(当日)が必要ですが、いろいろ教えていただけた上にテキストももらえます。
今回はこれに加えてリーフレットも。
試験に必要なテキストが2000円弱しますので、それプラス3000円で試験についていろいろ学べるのはメリットしかありません。
冒頭でも述べましたが、これはマストだと思います。
「銃の分解をしてください」
「罠の設置をしてください」
と突然試験で言われてもできませんからね…
なにかの理由で免許の再取得をする方だったりすると大丈夫かも知れませんが
講習会の詳細
ここからの情報は公式HPより転載しています(http://www.okayama-ryoyukai.info/kosyu.html)
見やすくまとめるので、よろしければこちらをどうぞ。
【岡山県で2023年に行われた講習会】
(1)6月11日(日)
マービーふれあいセンター(倉敷市真備町箭田)
受講者定員90名(先着順)
受付~終了 10:00~16:30
(2)7月1日(土)
西大寺緑花公園体験学習施設百花プラザ(岡山市東区西大寺南)
受講者定員130名(先着順)
受付~終了 9:00~16:00
(3)7月30日(日)
勝山文化センター(真庭市勝山)
受講者定員60名(先着順)
受付~終了 10:00~16:30
(4)8月20日(日)
たいこまるプラザ(高梁市成羽町下原)
受講者定員50名(先着順)
受付~終了 10:00~16:30
(5)9月2日(土)
西大寺緑花公園体験学習施設百花プラザ(岡山市東区西大寺南)
受講者定員130名(先着順)
受付~終了 9:00~16:00
(6)11月5日(日)
グリーンヒルズ津山リージョンセンター(津山市大田)
受講者定員100名(先着順)
受付~終了 9:00~16:00
【講習会の内容】
主には3点。
①法令に関する知識
②鳥獣に関する知識
③猟具に関する知識+猟具の実技指導
そして狩猟免許には
1.「網漁」
2.「わな猟」
3.「第一種猟銃(散弾銃or空気銃)」
4.「第二種猟銃(空気銃のみ)」
という4種類の免許がありますが、講習会では3種類の講習を一気に受けることが可能です。
第一種猟銃の講習では散弾銃と空気銃の実技講習を受けられるので、一度で二度おいしい(覚えることは少し増える)
狩猟免許試験も一度に複数受験することが可能なので、必要に応じて講習を受けてください。
ちなみにですが、講習会は何種類講習を受けても、岡山県の場合は同じ値段。
網だけ講習を受けても5000円、網とわなと猟銃の講習を受けても5000円です。
当然拘束時間が長くなりますが、そのあたりは後述します
狩猟初心者講習会 について
参加のための準備
参加のためには事前申し込みが必要です。
岡山県の場合は、①受講日の一週間前までに、②住所地の県内各地区猟友会へ申し込み。
郵送で申し込む場合は、③返信用封筒(84円)を同封しなければなりません。
この際、当然ですが④受験申込書が必要になります。
そして講習会当日には⑤現金で5000円が必要です。
持ち物として⑥筆記用具+蛍光ペンがあると良いですね。
岡山県の申込書フォーマットはこんな感じ http://www.okayama-ryoyukai.info/moushikomi.pdf
私は直接「県民局」の「森林課」に伺いました。
そうすると記入が必要な書類をいただけましたし、ついでに狩猟免許の申し込みも同時にしてくださいました。
そして直接持って行ったので切手代は返信用封筒のみで済み、診断書など「これで大丈夫かな?」みたいな、用紙の不備も一緒に確認していただけました。
忙しい場合は当然郵送になると思うんですが、可能なら足を運ぶと良いように思われます
念のためお住まいの地域を管轄している猟友会の方に確認をお願いします。
また、当日にお金を払った領収書がいただけます。
これは必ず残しておいてください。
当日のタイムスケジュール
以下、当日のタイムスケジュールです。
受付 | 9:00 |
開会、受講上の注意 | 9:20~9:30 |
法令の知識(講義) | 9:30~10:40 |
〈休憩〉 | |
鳥獣の知識(講義) | 10:50~11:30 |
鳥獣の判別(実技) | 11:30~12:00 |
〈昼食〉 | |
猟具の知識(講義) | 12:40~14:00 |
猟具の取り扱い(実技) 猟銃は距離の目測(実技) | 14:00~16:00 |
基本的にずれなく進みます。
ずれがあっても前後5分程度なので、そこまで気になるものではありません。
皆さんが気になるのは最後の実技部分でしょうが…
私は2種類の実技講習(+距離の目測)を受けましたが、それでも16:00には会場を後にしていました。
しかもこれは、講習後に猟銃とわなの実技練習を自習して帰った時間です。
網猟の実技講習を受けていたとしてもおおよそ16:00には帰れたように思います。
まぁこのあたりは参加した人数や、猟友会さんの動線設定などが関わる気がしますが…
いずれにしてもそこまでめちゃくちゃ遅くはならないでしょう。
参加した感想
ホールを使用していたのでかなりしっかりした感じの雰囲気でした。
定員130名に対し、おそらく80~90名くらいが参加されていたでしょうか。
私が一番若いくらいかなーと思っていたんですが、けっこう若い方が多いのが驚きでした。
体感3~4割くらいかなと。
狩猟に関する本なども増えていますし、関心が皆さんおありなんでしょうね。
おいしいジビエを食べたい、みたいな動機もありそうです
講習も丁寧で、冊子自体は分厚いですが試験に出そうな部分を集中的に教えていただけます。
ただ、受けたい狩猟免許の数によって覚える部分が増えるのは注意です。
「わな試験」だと獣類(タヌキやハクビシンなど)を覚えれば良いですが、「猟銃試験」だと鳥類(カモ類やシギ類)も覚える必要があります。
またそれぞれの猟具に関する知識も必要になりますし、実技試験も発生します。
けっこう覚える量あるな…
と思ったのが当日の感想。
翌日にテキストを見返すと
まぁなんとかなるかな…
という感じでした。
覚えにくいところは写真で撮るなどして、休憩時間にちょっと見る、みたいな感じにしておくと勉強しやすいですね。
また実技ですが、さすがに当日指導していただいた部分は覚えていますから、私は帰ってすぐ自分が実技をしている様子を妻に撮影してもらいました。
そこまで難しいものではなかったんですけど、念のため
実技指導の中で動画を撮るというのは声もかけにくいですし、そもそも許可がいただけるかわかりませんからね。
参加して少し日数が経った今、覚えているうちに撮影しておいてよかったなと思っています。
まとめ
以上、狩猟初心者講習会に参加した体験を記事にしました。
冒頭でも述べた通り、これへの参加はマストだと思います。
実技も含めた勉強が圧倒的に効率的なので
絶対に今回の試験で免許が欲しい! と思っている方は、試験対策のために参加することを強くオススメします。
しばらくしたら狩猟試験に関する体験も記事にする予定ですので、よろしければそちらもご一読ください。
最後までお読みいただきありがとうございました!